花粉症歴30年の私がたどり着いた答えはパブロン鼻炎カプセルSαだった。
花粉症歴30年のredfreesiaさんは花粉症に苦しみながらさまざまな治療法を試みてきました。
その結果たどり着いたのは、花粉症を完治させる必要はないということでした。
現在redfreesiaさんはパブロン鼻炎カプセルSαによる対症療法で花粉症の症状を抑えることに落ち着きました。
redfreesiaさんの花粉症プロフィール
花粉症歴
私が花粉症に罹ったのは今から30年前で、当時私がまだ35歳の時でした。
私の花粉症はスギ花粉によるもので、発症してから現在に至るまで、毎年3月中旬から4月上旬の時期になると花粉症特有の症状が出てきます。
発症してからつい最近までは鼻に対する症状のみでしたが、2年ぐらい前からは目に対する痒みなどの症状も気になるようになってきました。
花粉症になったきっかけ
私の場合は、35歳に成った年の春に何の前触れもなくいきなり発症しました。
その時はまさか自分が花粉症になるとは思っていませんでしたが、私の母親がやはり花粉症でした。
まだ花粉症という言葉も確立されていなかった時代で、私が小学生の頃、母親がある年から急に酷く鼻をかむようになったのを覚えています。
そして私には3人息子がいますが、全員症状の強弱に違いはありますが、花粉症でアトピー性皮膚炎です。
発症のきっかけについては特にこれと言って心当たるところはありませんが、遺伝的な要因が背景にはあるものと思います。
花粉症ピーク時の症状や困ったエピソード
最近ではテレビによる花粉情報もかなり定着し、花粉の量と自分の症状の具合を比較することが出来るようになってきました。
私の場合は花粉症の症状が出だすタイミングが他の患者さん達よりも少し遅いようで、症状のピークは4月初旬頃です。
ピーク時の症状は鼻水と鼻詰まりがメインです。
鼻水は全く粘性のない水のような液体が、際限なく鼻の奥から流れ出てきます。
そして性質が悪いことに、この鼻水は鼻詰まりと同時に起こるので、汚い話で恐縮ですが、鼻を吸おうにも鼻の穴は奥が完全に塞がってしまうので、鼻の穴から空気を吸い込むことが出来ません。
また、鼻をかんでも鼻水は後から後から鼻の奥から溢れ出てくるので、鼻をかんでも全く意味がありません。
鼻の穴にティッシュでも詰めていなければ、水のような鼻水がそのまま垂れ流しになってしまう状況です。
一度、まだ花粉症になって間もない頃に、朝の通勤ラッシュ時の満員電車の中で症状が出てしまい、大変苦労したことがあります。
この時はすし詰め状態の電車の中で立っていたのですが、急に鼻水が出だしてしまいました。
カバンを持った方の手は人に挟まっていて動かせないし、もう一方の手は吊革に掴まっていて、放すと前に座っている人の方に押し倒されてしまうので離せませんでした。
あわや前に座っている人の頭に鼻水が滴り落ちる寸前に電車がどこかの駅で停車しました。
ドアが開いたので強引に人をかき分け、揉みくちゃになりながらプラットホームまで這い出しました。
本来降りる駅ではなかったのですが、こうして何とか急場を凌ぐことが出来ました。
しかし、鼻と口の間は鼻水でベロベロになっていました。
きっと電車から這い出す時には、誰かの服に鼻水が付いてしまったに違いありません。
結局その日は会社には遅刻してしまい、午前中は半休を取得する羽目になってしまいました。
それ以降、花粉症の時期の通勤時にはマスクを着用するようになりました。
redfreesiaさんがこれまでに試した花粉症克服の方法
1.ヨーグルトの積極的な摂取
花粉症などのアレルギー体質は、免疫を司るリンパ球の1種である1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)の体内バランス(Th1/Th2バランス)の不均衡によることが分かっています。
Th2が優位になるとアレルギー体質となり、花粉症を発症し易くなります。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌の中には、Th2側に傾いた体内バランスをTh1側に戻してくれる効果が期待されています。
色々と調べたところ、乳酸菌の持つこの効果については、学術的なエビデンスもかなりしっかりとしていたので、花粉症を改善するためにヨーグルトを積極的に食べるようにしました。
2.抗ヒスタミン剤の服用
Th2が、抗体を産生するリンパ球の1種であるB細胞に作用すると、B細胞からはIgEと呼ばれる抗体が分泌されるようになります。
IgEはマスト細胞という細胞の表面に結合し、これに花粉が接触するとマスト細胞からアレルギー症状を引き起こすヒスタミンが分泌され、これによって鼻水や鼻詰まりと言った症状が発現してきます。
抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンがアレルギー反応を起こすために結合する受容体を塞いでしまうため、ヒスタミンの作用を完全にブロックしてくれる医薬品でその効果は確実です。
3.その他(ルイボスティー、グレープフルーツ)
ルイボスティーは、会社の友人から花粉症に良く効くと紹介され試してみました。
グレープフルーツは、テレビや週刊誌などで紹介されていたので試してみました。
redfreesiaさんが試して花粉症克服に効果があった方法
ルイボスティーやグレープフルーツについては、試してはみましたがそれ程期待はしていませんでした。
試してみた結果も、花粉症の症状に対しては全く効果がありませんでした。
一方、ヨーグルトについては、主にインターネットを使った文献検索や、アレルギー、免疫などを特集した学術雑誌などでその効果の信憑性について色々と調べてみました。
その結果、免疫学的にも生化学的にもまた病理学的にもかなり花粉症に対する治療効果が期待できそうだったので、2年間を掛けて、幾つかのメーカーが出している乳酸菌株の異なったヨーグルトについて効果を試してみました。
やり方は、花粉症のシーズンが終わった時点から、選定したヨーグルトを量を決めて毎日食べ続け、翌年の花粉症の症状が改善されるかを確認して効果の有無を判断しました。
最初の1年目は2種類のヨーグルトを、そしてその次の年には3種類のヨーグルトを試してみましたが、残念ながら花粉症に対する効果は全く見られませんでした。
私は花粉症を発症した時から今まで、毎年やってくる花粉症の季節には、市販のアレルギー専用鼻炎薬を使ってやり過ごしてきました。
花粉症の患者数は今や増加する一方であり、製薬メーカーにとっては、アレルギー専用鼻炎薬の市場は大変興味のある存在です。
私が花粉症を発症した30年前でも、既に多くの製薬メーカーから色々なタイプの薬が出されていました。
花粉症1年生だった私は、当時市販されていた薬の中からテレビのCMなどでよく目にするものをとりあえず試してみました。
その中には即効性のものや、眠くならないことをアピールしているものなどがありました。
そして花粉症2年生になった時に、私は常用する薬を1つに絞り、今まで毎年その薬をずっと使ってきました。
2年間の間に試した薬の数は多分10種類はあったかと思います。
その中で自分の体を使って試してみて分かったことが1つあります。
それは、副作用の眠気が出ないような薬は持続時間が短いか効果が不確実であるということです。
少し乱暴な言い方ですが、多少眠気を感じるぐらいの薬でないと、確実な効果は期待出来ないということです。
また、副作用の眠気についても、薬を服用したらずっと眠気を感じるという訳ではありません。
例えば、デスクワークやつまらない会議などの単調な作業をしている時に感じるぐらいで、体を動かしているような時に眠気を感じることは通常はありません。
私が最終的に選んで今も毎年使っている薬は、大正製薬のパブロン鼻炎カプセルSαです。
どれくらい効果があったのか?
症状はどの程度改善したか?
皆さんもご存知と思いますが、花粉症の薬の抗ヒスタミン剤は対症療法剤と呼ばれるものです。
花粉症の症状を抑えるもので、花粉症そのものに対する治癒効果はありません。
したがって当然、薬を止めれば症状は再発しますし、翌年も花粉の季節になればまた症状は出てきます。
しかし、この抗ヒスタミン剤であるパブロン鼻炎カプセルSαを上手く適量を服用すれば、花粉の季節の間中全く花粉症の鼻水、鼻詰まりなどの嫌な症状を感じることなく、普段と変わらず快適に過ごすことが出来ます。
例えば、極端な一例をお話すると、私の家内の実家は陣馬山の麓の藤野というところにあります。
そこは山間部で回りはスギの木だらけです。
都心ではそれ程感じませんが、花粉の季節に藤野の実家に行くと空が黄色く見えます。
またその時期にスギの枝を叩くと黄色い花粉が辺り一面に広がります。
そんな状況の中でもこの薬を飲んでいれば、全く症状は出てきません。
今年も家内と2人で花粉の季節に藤野の実家に行って来ました。
当然、パブロン鼻炎カプセルSαを飲んでから。
花粉症克服、軽減にかかった日数
体質改善などによる方法ではないので、花粉症そのものは克服していませんが、症状についてはほぼ100%改善されます。
それまでに掛かった期間は、強いて言えば自分に合った薬を特定するまでに要した2年間です。
花粉症克服、軽減にかかった費用
私の場合、花粉症の症状を抑えるために、1シーズン当たりネット通販を利用すれば1,500円程度で入手出来るパブロン鼻炎カプセルSα(48カプセル入り)を1箱購入しています。
常時冷蔵庫内で保管し、余ったものは翌年も使用しています。
今花粉症に悩んでる人にアドバイス!
アレルギー体質を改善して花粉症を治すために色々な方法が提案されています。
これらの方法は何れも免疫系に対して影響を与えることを基本としているものです。
こうした方法は近年、免疫系の解明が進み科学的にも説明出来るものとなってきています。
しかしこれらの方法には大きな欠点があります。
それは、個体差が大きく、その効果が全員に対して劇的に期待出来ないところです。
多くの時間を費やし、多額の費用を投じても必ずしもそれに似合った結果が得られないかもしれないというところです。
一方、私が花粉症を克服するために選択した方法は、市販の抗ヒスタミン剤である鼻炎薬を利用する方法です。
この方法は症状を劇的に且つ確実に軽減してくれます。
副作用を懸念する方がいますが、私が経験している副作用は眠気ぐらいなものです。
重篤な副作用は全く経験していません。
それも30年間毎年飲み続けてきた実績に基づくものです。
症状を100%抑えてくれる安全で確実な対症療法剤がある中で、花粉症の完治を目指して不確実な治療を試みる意味が、果たしてあるでしょうか?
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